NGKスパークプラグ|車に乗ったことがある人ならほぼ全員がお世話になっている、エンジンを動かすための最重要部品を供給

NGKの赤い三文字のロゴは、モータースポーツが好きな方や車をお持ちの方なら一度は目にしたことがあるかもしれません。しかし、それが何に使われているのかを知っている人は意外と少ないようです。

NGKは、自動車のエンジンを動かすために絶対に必要なスパークプラグ(点火プラグ)の世界シェアNo.1のメーカーです。

スパークプラグってなに?

エンジンが動く仕組みはこうです。空気とガソリンを混ぜた「混合気」をシリンダー(気筒)内で10〜13分の1に圧縮し、そこにスパークプラグが火花を起こすことで爆発が発生。その熱エネルギーと爆発圧力が運動エネルギーに変換され、車を動かします。スパークプラグは基本的に1気筒につき1本搭載されています。

4ストロークエンジンの構造図(E:排気バルブ S:スパークプラグ I:吸気バルブ P:ピストン R:コンロッド C:クランクシャフト)
画像:Wapcaplet / CC BY-SA 3.0(Wikimedia Commons)

実は猛烈な速さで働いている

この小さな部品、実は走行中はすさまじいペースで仕事をしています。

たとえば4ストローク4気筒エンジンで1,800rpmで走行している場合、1気筒あたり1秒間に15回の点火を行っています。この点火タイミングが少しでもズレたり、火花がとばなかったりすると、エンジンが正常に動かなくなったり、最悪エンジンを損傷させることも。

ではスーパーフォーミュラのエンジンは?最大で約10,000rpmに達するため、1秒あたりなんと最大83回もの点火を繰り返しています😱

それほど精密かつ過酷な環境で使われている部品なのです。

※rpm(Revolutions Per Minute)とは、エンジンのクランクシャフトが1分間に何回転するかを示す単位。運転席のタコメーターで確認できます。

実は100年の歴史を持つ

NGKスパークプラグの歴史は1921年(大正10年)の研究着手まで遡ります。1930年には日本のメーカーとして初めてスパークプラグを発売。その起源は、明治期の日本最大手の窯業・陶器メーカー「森村組」「日本陶器合名会社」の流れをくむ日本碍子(ガイシ)株式会社にあります。昭和11年にスパークプラグ事業が分離・独立し、現在の日本特殊窯業株式会社が設立されました。現在はNiterraとグループ名が変わりましたが、「NGKスパークプラグ」のブランド名は現在でも多くの自動車関係者に親しまれ使われています。

モータースポーツが製品を磨く

日本国内のモータースポーツでも多くの車両にNGKのスパークプラグが供給されており、高負荷の環境で安定した高性能を維持し続けています。そのレースで培われた技術は一般乗用車向け製品にもフィードバックされ、低価格・高品質・長寿命を兼ね備えたスパークプラグとして私たちの日常を支えています。

さらにNGKは、排気ガスセンサーの分野でも世界トップクラスのシェアを誇っています(NGK公式ホームページより)。

あなたが今乗っている車にも、知らず知らずのうちにNGKの技術にお世話になっているかもしれません。

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