DENSO|TOYOTA RACINGのTR010を支える、「見えない技術」の巨人

DENSOロゴ

WEC(FIA世界耐久選手権)に挑むTOYOTA RACINGのTR010 HYBRIDのボディに「DENSO」のロゴが入っています。スパークプラグや車載センサー、そしてハイブリッドの心臓部ともいえるインバーター──レースカーの「中身」を見えないところで支えているのが、このパートナー企業です。

世界をカバーする、自動車部品の総合メーカー

DENSOは愛知県刈谷市に本社を置く、世界最大級の自動車部品メーカーのひとつです。トヨタグループの一員として、点火プラグ・燃料噴射装置・空調システム・カメラセンサー・ワイパーシステムなど、クルマ1台に欠かせない幅広い部品を手がけています。その製品は世界約35か国・6万社以上に供給されており、普段乗っているクルマにもDENSOの部品が入っていることがほとんどです。

TR010の心臓部、フロントのインバーターはDENSO製

TR010 HYBRIDの公式諸元を見ると、フロントモーターのインバーターはDENSO製であることがわかります。インバーターとは、バッテリーに蓄えた直流(DC)の電気を、モーターを回すための交流(AC)へと変換する装置のこと。いわばハイブリッドシステムの「電力の交通整理役」です。

この変換をどれだけ速く・正確に・ロスなく行えるかが、モーターの出力や燃費(電費)、そして発進・加速の鋭さを大きく左右します。インバーターの性能が低ければ、せっかくバッテリーに電気があってもモーターが本来の力を発揮できません。逆に高性能なインバーターは、限られたエネルギーを最大限にタイヤへ伝え、24時間という長丁場でも安定した走りを生み出します。さらにレースカーのインバーターには、高温・高振動という過酷な環境で動き続ける耐久性も求められます。市販ハイブリッド車で培ったDENSOの電力制御技術が、世界最高峰の耐久レースの現場で試されているのです。

市販車の技術が、TR010 HYBRIDに活きる

TOYOTA RACINGとDENSOの協力関係は、WECの現場でも続いています。過酷な24時間レースを走り切るためには、極限の環境でも正確に動く電子部品が欠かせません。市販車向けに磨き上げた信頼性の高い技術が、そのままレースカーのパフォーマンスを支えているのです。「モータースポーツで鍛えた技術を市販車へ」というコンセプトは、DENSOとの関係があってこそ成り立つとも言えます。

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DENSOはWECだけでなく、SUPER GTにもチームパートナーとして関わっています。GT500クラスのDENSO KOBELCO SARD GR SupraもDENSOの名を冠したチームのひとつです。